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シンプルだけど奥深い!ルノルマンカードの世界 | ルノルマンカード占いin大阪・箕面占いサロン 原 史恵

2025/02/22

シンプルだけど奥深い!ルノルマンカードの世界

はじめまして、こんにちは。大阪・箕面 占いサロン ラブアンドライト の原 史恵です。

 

突然ですが、「ルノルマンカード」ってご存知ですか?

 

ルノルマンカードは18世紀に誕生し、今も世界中で愛され続けている占いカードです。その人気の理由は、シンプルでありながら驚くほど的確にメッセージを届けてくれるところにあります。カードには「犬」「キツネ」「ハート」など、身近なシンボルが描かれており、直感的に意味をつかみやすいのが特徴です。


たとえば、「犬」は友情や信頼を、「キツネ」は注意や賢さを、「ハート」は愛や喜びを象徴します。このように、一枚ごとに明確な意味があるため、初心者でもすぐに親しむことができます。さらに、ルノルマンカードの最大の魅力は、複数のカードを組み合わせることで、まるで物語のようにメッセージが浮かび上がること。1枚だけでなく、2枚・3枚と並べて読むことで、より具体的でリアルな答えが見えてくるのです。

 

今回は、そんなルノルマンカードの基本的な魅力や、日常生活での活用方法をわかりやすくご紹介します。あなたもルノルマンカードの魔法に触れてみませんか?
 

ルノルマンカードの名前はどこからきたの?

ルノルマンカードの「ルノルマン」は、占い師の名前になります。フランス革命からナポレオンの時代にかけて活躍した女性で、彼女はナポレオンの妻ジョセフィーヌをはじめ、上流階級や政治家とのつながりがあり、数々の予言で注目を集めました。


特に、ナポレオンの失脚やフランスの未来に関する予言は有名であり、ナポレオン自身が彼女の予言を脅威と感じ、何度も投獄したという逸話も残っています。ルノルマンの名声は彼女の死後もおとろえることなく、その名前にちなんで「ルノルマンカード」が誕生しました。(ただし、彼女自身がこのカードの制作に直接関わったわけではないという説が有力です。)
 

ルノルマンカードの原型は、18世紀のドイツで考案された「希望のゲーム」というカードゲームで、現代のすごろくのようなものだったと言われています。このゲームのカードを基に、「ルノルマンカード」が作られました。ルノルマンカードには、1枚ごとに「3 船」「18 犬」「21 山」「9 花束」といった番号とシンボルが描かれており、通常は36枚を1セット(プチ・ルノルマンカード)として使用します。その構成は、すごろくのように人生の流れを連想させる点が特徴的です。


たとえば、勢いよく物事が動き始めることを象徴する1番の「騎士」、停滞や休息を表す8番の「棺」、そして旅の終わりや人生のゴールを示す36番の「十字架」など、それぞれのカードが人生のさまざまな局面を描いているように感じられます。ちなみに「十字架」は、運命や宿命を象徴するカードとされており、ゴールのマス目にぴったり止まれず通り過ぎてしまった場合に対応するマス目を表す、という説もあるんです。面白いですよね。
 

カードの絵から意味がイメージしやすい

ルノルマンカードには、1枚に1つのシンボルが描かれています。これらのシンボルは日常生活に深く結びついたものばかりで、イメージがわきやすいことが特徴です。占われる人も自然と話題を広げやすく、リーディングを通じてお互いに楽しい時間を共有できるはず!

 

 

たとえば、恋愛に悩む女性の友人が相談に来たとしましょう。その方が「これから素敵な人と出会えるかな?」「マッチングアプリで知り合った彼との関係はうまくいく?」といった質問をした場合、ルノルマンカードはシンプルでわかりやすいシンボルを通じて、未来をイメージしやすい具体的なメッセージを届けてくれます。

 


ルノルマンカードで「ハート」「騎士」「花束」のカードが出た場合、「近いうちに愛情を運んでくれるような素敵な人との出会いがありそうだね」と伝えると、相手もカードの絵柄を見ながら直感的にイメージしやすくなります。「もしかして、あの人のことかな?」と具体的な人物を思い浮かべたり、未来の出来事に期待を膨らませたりするかもしれません。

 


また、「騎士」のカードはスピーディーな物事の展開を示すこともありますので「すでに出会っているあの人との関係が急展開する兆しがあります」と伝えれば、相手の心にさらなる想像が広がるでしょう。

 

 

さらに、「犬」のカードが出た場合には、「信頼できる関係がカギになりそうだね」と伝えることで、「そういえば、職場のあの同僚かも」「最近よく話すあの友達かな」といった具体的なエピソードを引き出すことができるかもしれません。カードのシンボルを通じて、相手自身が自分の状況や人間関係を振り返りながら想像をふくらませるきっかけを作れるのです。

 

 


ルノルマンカードのシンボルと解釈の例

 


「鳥」
鳥のカードは「会話」「情報交換」「噂話」を象徴します。このカードが展開されたときは、コミュニケーションが活発になるサインです。例えば、大切な人との会話が深まったり、有益な情報を得たりする機会が訪れるかもしれません。一方で、噂や誤解が生じる可能性もあるため、伝える言葉には注意が必要です。特にポジティブなカードと一緒に出た場合、楽しい会話や有意義な情報交換が期待できるでしょう。

 


「鍵」
鍵のカードは「解決」「重要性」「成功」を示します。もし「鍵」が問題を表すカード(例: 雲や山)とともに現れた場合、その問題に対する解決策が見つかる兆しです。また、恋愛に関するリーディングで鍵が登場した場合、「心を開く」という行為が大切になることを伝えています。

 


「山」
山は「障害」「困難」「試練」を意味します。このカードは物事がスムーズに進まない可能性を示しますが、一方で、山を乗り越えることで成長や達成感が得られることも暗示します。例えば、キャリアのリーディングで山が出た場合は、目標達成のために時間や忍耐が必要であることを教えてくれるでしょう。

 


「家」
家のカードは「安定」「家族」「基盤」を象徴します。このカードが展開されたときは、安心できる環境や家庭に関する出来事が重要になるサインです。例えば、家族との絆が深まる機会や、住まいに関する良いニュースが舞い込むかもしれません。また、自分の価値観や心のよりどころを見つめ直すタイミングを示すこともあります。特にポジティブなカードと一緒に出た場合、心地よい居場所や安定した状況が得られることを暗示します。

 


「十字架」
十字架は人生における「試練」や「困難」、そして「責任感」を象徴するカードです。このカードが出たときは、避けられない課題や犠牲を受け入れる必要があることを示唆します。また、それらを乗り越えることで成長や新たな視点が得られるとも解釈されます。

 

 

 


2枚引きのリーディング例:シンプルな組み合わせで状況を読み解く

 


ルノルマンカードはたった36枚のシンプルなシンボルですが、カードの組み合わせ方によって豊かなメッセージを引き出すことができます。ここでは、2枚引きの例を初心者にもわかりやすい具体例をあげながらご紹介します。

 

例1:「山」+「騎士」

 

カードの意味:
山 → 障害、遅れ、困難
騎士 → メッセージ、到来、ニュース

 

解釈:この組み合わせは、「障害に関する知らせ」や「重要なメッセージが障害によって遅れている」状況を示します。たとえば、「進展が期待できる話があるが、何かしらのトラブルで遅れるかもしれない」という可能性を伝えていると読めます。

 

 

例2:「蛇」+「ハート」

 

カードの意味:
蛇 → 裏切り、嫉妬、ねたみ
ハート → 愛情、恋愛、感情

 

解釈:この組み合わせは、「愛情に絡む嫉妬や裏切りが関係している」状況を示します。たとえば、「恋愛関係において、第三者の嫉妬やねたみなどのドロドロした感情に影響されるかもしれない」という警告として読み取れます。この場合、カードが伝えようとしているのは、「感情的なトラブルを冷静に見つめ直すことが大事」ということかもしれません。

 

 

例3:「雲」+「太陽」

カードの意味:
雲 → 混乱、不安、曖昧さ、迷い
太陽 → 成功、喜び、明確さ、エネルギー

 

解釈:この組み合わせは、「混乱や不安が晴れ、明るい未来が見えてくる」という流れを示しています。たとえば、「現在は状況が不透明で迷いや不安を感じているかもしれないが、もうすぐ問題が解決し、希望や成功が訪れる」と読むことができます。特に、現在の課題やトラブルに対して前向きな姿勢で取り組むことが大事であることを教えてくれている可能性があります。

 

 

ルノルマンカードは、単独でも意味を持ちますが、このように2枚以上のカードを組み合わせることで、より具体的で深いメッセージを読み取れるようになります。

 

ルノルマンカードの読み方に慣れてきたら、36枚すべてを使う「グランタブロー」に挑戦してみましょう。これはカード全体の配置や組み合わせを読み解き、仕事、恋愛、人間関係、健康など多岐にわたるテーマを深く掘り下げる方法です。カード同士のつながりや配置から、現状の課題や未来の可能性をいろいろな角度から読み解けるため、まるで人生の地図を広げるような感覚を味わえるのが特徴です。

 

グランタブローに慣れてくると、占いの世界が驚くほど奥深く感じられるようになります。一見無関係に思えるカードが、突然問題解決の糸口になったり、配置を後で見返すことで新たな気づきが生まれたりします。

 

カードリーディングでつちかったスキルは、単なる占いを超えて自分の直感を信じる力をも育んでくれます。周りの人を占ってあげると、「わあ、すごい!どうやってそんなことがわかるの?」といった驚きと賞賛の声が返ってきて、自信にもつながりますよ。初心者の方も、まずはシンプルなスプレッドからはじめれば、段々カードの世界の奥深さを体感できます。大切なのは、楽しみながら自分の直感を信じること。ルノルマンカードは、単なる占いツール以上に、自己理解と成長のための素晴らしい道具になってくれるはずです。


 

ルノルマンカードとタロットの違い

 

ルノルマンカードとタロットカードの違いを、以下にまとめてみました。

 

 

1. カードの構成について


タロットカード: タロットは78枚のカードで構成され、大アルカナ(22枚)と小アルカナ(56枚)に分かれています。小アルカナはさらに4つのスート(ワンド、カップ、ソード、ペンタクル)に分類され、各スートは1~10の数字カードと4枚のコートカード(ページ、ナイト、クイーン、キング)があります。この構造がタロットの奥深さと複雑さを生み出しています。
 

ルノルマンカード: 全36枚のみで構成されており、各カードにはシンプルなシンボルと番号が描かれています。この少ない枚数とシンプルなデザインは、特に初心者にとって覚えやすく、扱いやすい特徴といえます。

 

 

2. カードの解釈方法の違い


タロットカード: 正位置と逆位置の両方を解釈することが一般的。そのため、覚えることが78枚×2=156通り。なんとルノルマンカードの約4倍。カードに描かれている背景にも意味があるので、占い初心者の方から「覚えることが多すぎて挫折した」という声を結構耳にすることがあります。

 


ルノルマンカード: 基本的に正位置のみを使用します。一部では逆位置を取り入れるケースもありますが、まれです。

 

 

3.カードの意味の分かりやすさ

 

タロット: 「塔」のカードは、雷が落ちて建物が崩れる絵が描かれていて、「大きなトラブル」や「ショックな出来事」を連想しやすいです。でも、本当の意味は「今までの考えが大きく変わるとき」や「新しいスタートのための変化」です。例えば、ずっと信じていたことが違ったと気づいたり、急に環境が変わるようなことが起こるかもしれません。タロットの意味を理解するには、カードの絵が表す深いメッセージを読み取る力が必要です。

 

ルノルマンカード: 「塔」のカードには、大きな建物が描かれています。タロットと違って、「孤独」や「組織」「公的機関」を表します。例えば、学校や会社、市役所のような「ルールがある場所」を意味することが多いです。タロットよりも日常の出来事と結びつけやすく、カードの絵を見ただけで直感的に意味が分かるのがルノルマンカードの特徴です。

 

 

4.カードの組み合わせの違い


タロット: 「女帝」と「カップのエース」が一緒に出た場合、「豊かさや愛情がみたされる」というように、カードが伝える雰囲気や感情的なメッセージを受け取り、それを解釈するリーディングが主になります。解釈にはある程度の象徴理解と直感力が求められます。

 

ルノルマンカード: 「太陽」と「指輪」が一緒に出た場合、「明るい未来の中での契約や約束」といった具体的な結果が読み取れます。特に初心者にとって、日常的なテーマを具体的に占えるルノルマンカードは、より使いやすく、親しみやすいでしょう。

 

 

5.どんなことを占うのに向いてるか?

 

タロット: 「恋愛運を占いたい」と質問した場合、タロットでは「運命の輪」や「恋人」のカードが出てきて、「現在の状況や心の変化、関係の流れ」を深く読み解く方向になります。結果は具体的な出来事よりも、これから起こり得る展開や、自分自身の心の成長に関するヒントを示すことが多いです。

 

ルノルマンカード: 同じ質問をルノルマンカードで占うと、「ハート」や「指輪」といったカードの場合、「恋愛における喜び」や「関係の進展」を具体的に伝える傾向があります。また、「蛇」や「雲」のカードが出た場合には、「恋のライバルがいる」や「あいまいな関係が続く」など、日常生活に密着したリアルな答えが返ってきます。

 

これらの例からわかるように、タロットは象徴や心理に基づいた深い洞察が魅力ですが、ルノルマンカードはシンプルかつはっきりとした結果を求める人に適しています。

 


 

おわりに

いかがでしたか?実は私も、最初はタロット一筋だったんですが、ルノルマンカードに出会ってからは、そのシンプルさと驚くほど具体的なメッセージにすっかりハマってしまいました。36枚のカードそれぞれが持つ明確なシンボルと意味は、日常生活のさまざまな場面に直接結びつき、より身近で実用的な占いを可能にしてくれるんです。

 

そして何より、占い初心者さんでも直感的に読みやすいのが魅力!タロットカードの神秘的で複雑な世界観に比べ、ルノルマンカードは日常的なモチーフを使っているので、初めての方でも親しみやすく、自分なりの解釈を楽しむことができます。この親しみやすさこそが、私がルノルマンカードを愛する理由の一つなんです。

 

これからルノルマンカードを始めてみたい方や、ルノルマンカードに興味がある方に向けて、基本的な意味や使い方など、少しずつお伝えしていこうと思います!カードの選び方やスプレッドの組み方、そして実際の読み方まで、皆さんと一緒に学んでいけたらいいなと思っています。

 

占いの世界には様々な手法がありますが、ルノルマンカードの魅力を知ることで、新たな視点や気づきが得られるかもしれません。これからの記事を通じて、皆さんがルノルマンカードの世界にどっぷりと浸かり、日々の生活に役立つヒントを見つけられることを願っています。楽しみにしていてくださいね。一緒にルノルマンカードの奥深い世界を探検しましょう!