生命の木を学ぶ ④秘教カバラについてin大阪占いサロンラブアンドライト吉田ルナ
2021/03/09
メルキゼデクからアブラハムへカバラが伝承される
こんにちは。大阪占いサロンラブアンドライトの吉田ルナです。
表題の、生命の木を学ぶ ④カバラについてお話したいと思います。
生命の木を学ぶのテーマでカバラについてとしていますが、カバラとは何かについて、現時点で私がお話できることを書きますね。
カバラとは、エデンの園を追放され、地上に降りたアダムとイブが、またエデンの園に戻って来れるようにと大天使ラジエルの書(森羅万象・宇宙創造の知恵が記されている)が与えられた。それがカバラと言われていますが、ここアダムが与えられたのは、ラジエルの書と伝承されています。
そして聖書(創世記)では、アブラハムが、神と契約した人物として登場し、アブラハムはセイラムの王であり司祭であるメルキゼデクから、カバラを受け取ったとされています。
アブラハムからあなたへ口伝により伝えられる教え
カバラは「受け取る」という意味です。ノアの箱舟お話以降、神からの教えを受け取った最初の人物がアブラハムです。
アブラハムの誕生は、西暦B.C1812年と言われていますので(Wikipediaより)、もう、4000年近い前に神からの教えを受け取って(「アブラハム契約」と言います)、その教えは、口伝によって伝承されてきました。
カバラでは、「受け取る」という意味ですが、カバラは、口伝というのがとても大切です。ユダヤ教は、ユダヤ人の宗教であってので、ユダヤ人以外に教えを広めたのがイエスとその弟子です。その後キリスト(救世主)教として世界に広がっていきます。さらには、ムハンマドによって、イスラム教へと発展して広がっていきますが、三つの宗教は同じ神様を信仰していますので、アブラハムのことを「信仰の父」と言われています。
カバラ的に、口伝とは、体験を語ることを示しています。自分が体験したこと経験したことでないと、真実は語れないからです。書物で伝えることは、情報の伝達でしかありません。
ユダヤ人は「Think different」が大切
余談ですが、今日はユダヤ教に回教すればユダヤ人でなくても、ユダヤ教徒になれます。
ユダヤ人の定義は、ユダヤ人の母親から生まれた人や、ユダヤ教の改宗した人となっているので、血統的ユダヤ人をたどるのは難しいようです。
ユダヤ人の12部族の内、紀元前722年にアッシリア王国によって捕囚された10部族は、どこに行ったかわからなくなっています。
ユダヤ人を定義するのは難しいみたいです。古代のユダヤ人は、国を失い流浪の民、その土地で暮らす中、混血してきます。ユダヤ人の母親から生まれるとユダヤ人とありますが、その母親が血統的にユダヤ人であるかものかも、宗教的ユダヤ人いますので難しいですよね。
ユダヤ人は聖書以外に、聖書の解釈を書いた「タルムード」=口伝律法という経典を大切にします。タルムードは口伝というべき内容で、聖書に書いたことの実例解説書です。
ユダヤ人にとっての聖書の中にあるトーラと呼ばれるモーゼ五書、律法の書は創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記ですが、律法の書と言われるように、神との契約が書かています。なのでそれを守らなければなりません。
そして、タルムードですが、本来口伝で語り継ぐ内容をまとめた書物で、ラビたちが聖書に書いていることを話し合った(討論した)ことが、具体的に細かく書いてあって、神事について以外にも結婚や教育、日常生活についても書かれているだそうです(すみません、ちゃんと読んでません)
そして、ユダヤ人の子どもは「バル・ミツバ」と呼ばれる成人式を男の子は13歳、女の子は12歳で迎えます。ミツバとはユダヤ教の戒律のことで、戒律を守ることが出来る年齢が成人だとされています。
また聖書を暗唱し、タルムードで解説していることについて自分の意見をいう事ができるようになっていて、現在もそれが続いているそうです。(すべてのユダヤ人ではないそうです)
このことは、ユダヤ人が、自分の考えを持っているというのが、とても大切だということです。
なので、世界人口で0.2%のユダヤ人の数ですが、ノーベル賞の授賞者が20%以上いるということになるのでしょうね…
古代ユダヤ人のことをヘブライ人と呼んだのですが、「川向うから来た者」という意味があるそうで、違う側から考えることを大切にしているとも、言われています。
「Think different」(違う考え)を持つことが大切で、自分で考える力を持つことが、一人前になることということですね。
そう思うと、「和」を尊ぶ日本人は人と違う考えを持っていてもそれを表現するのは難しい民族と言えますね。
たからこそ、私はカバラを勉強したいと思っています。
カバラについて
世界中に数多の宗教がありますが、一つの宗教には顕教と秘教があります。それはコインの裏表のように存在しています。
顕教は倫理・道徳を教えると考えてください。秘教は神と繋がる知恵と技術を教えると考えるといいでしょう。一つの宗教の中には、顕教と秘教があるのです。
秘教を学ぶことができるのは、顕教をしっかりと理解し、それを生きることができる人物で、さらに神への洞察と造詣が深い人が学ぶことができます。
カバラでは、40歳になるまではカバラを学ぶのが早いという考え方もあります。若いうちはこの世のことをしっかり体験して、自分の意見を語らなければなりません。自分の意見があり、体験ある人が学ぶのがカバラだともいえるでしょう。
カバラは、人の道である倫理や道徳の先にある神に通じる教え
なのですから。そう言ってしまうと、カバラを教えているなんてとても言えないのですね。
20代の終わり頃から生命の木についての本を読んでいましたが、意味が分からず、やっとちょっとお話ができるくらいに知ることができました。
私も40歳をとっくに超えているので、カバリスト(カバラの教えを実践する人)の新米いと言ってもいいでしょうかね?
カバラの教えを表わす図形が生命の木
そして、最後に、表題にもどります。
生命の木を学ぶ ④秘教カバラについてと始めましたので、ここで生命の木のお話をします。
生命の木はカバラの教えを表す図形です。
生命の木=「いのちのき」と呼ばれるように、命あるものや命あるものの営みを表す図形です。
この図形は、見事に神の摂理を表しています。
生命の木は、神の意志が、この世界に顕現して物質化するプロセスを表す図でありますし、また、この世界に降りた私たち人間か神の世界に回帰する図でもあると考えます。
人類の祖であるアダムがエデンの園に帰るために、私たちが神の世界に帰るための教えです。
図形となっているので、分かりやすく神の摂理を知ることができるので、カバラを学ぶときに、この生命の木という図形を使います。
今日は、カバラについてのお話でした。いかがでしょうか? 多くはない知識ですが、あなたのお役に立てばと思います。
も、よろしかったら見てくださいね。生命の木についての理解のサポートとなればと思っています。